思い出のテント〜あれはミネルバだったのか〜

ごあいさつの際に書いたように、子供の頃からキャンプは身近なものだった。
今年に入って急にアウトドアに目覚めた主人が、ネットで購入したロゴスのテント。
使い勝手はなかなか良く、気に入っているが、初めてたてた際に違和感を覚えた。
テントの骨組みってこんな曲線形やったかな?
もっと角ばった形じゃないのか?
私は子供だったので、テントに色々な種類やメーカーがあるのを知らなかった。
アウトドアメーカーといえばコールマンだと思っていた。
それから、色とりどりのテントがあるのも知らなかった。
いつもカエルやトカゲを探していたので、周りのテントに意識が向いていなかった。
思い返してみた。
どんな形だった?色だった?
コールマンのラインナップを見ても、あの時のテントは見あたらない。
小川キャンパルというメーカーを知らなかった。
カタログを見て、見たことがある形のテントを見つけた。
ミネルバ。
価格を見て目玉が飛び出そうになった。
30万。
あの父がそんなテントを買うはずは、、、。
しかも、緑と土色のデザインだったはず。
そのようなカラーはない。
自分で正解にたどり着くことができなくて、結局父に聞いた。
「昔泊まってたテントってミネルバなん?」
「全く同じかはわからんけど、だいぶ前のモデルちゃうかな?」
やっぱりそうやった。
「でも、色が違うと思うんやけど。」
「そやな、小川のやつは人と行く時持って行ったりしてたけど、普段使いは別のロッジテントやで。」
父いわく、ゴールドウィンという会社がオリジナルでだしていた小川の廉価版のようなロッジテントを普段使っていたらしい。
小川のロッジテントも定価で手に入れたのではなく、2割くらいの値段で購入したとのこと。
スポーツ用品の卸勤務だったので裏技を使ったらしい。
小川のテントはポールがかなりしっかりしていて、父1人で運搬するには重すぎるので、廉価版の方を愛用していたとのこと。

「思い出した。てんとう虫のやつやろ?」
「カブト虫や。」
だいぶ前に自宅玄関付近で放火事件があり、キャンプ用品の大半が燃えてしまったのだが、記憶の中のテントは燃えようもない。

にほんブログ村